外野守備のコツやフライやライナーの打球判断は?守備が上手くなる方法まで紹介! 

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今回、「外野守備のコツやフライやライナーの打球判断は?守備が上手くなる方法まで紹介!」と題してお届けします。

外野に飛んだヒット性の打球をダイビングキャッチすると、『すごい』と思いますよね。

外野からレーザービームの様なボールがキャッチャーに送球されて、ランナーがタッチアウトの場面を見ると興奮します。

外野手が外野守備でフライやライナーの打球判断について、ポイントやコツを解説していきます。

また、守備が上手くなる方法までご紹介していきます。

Contents

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外野守備のコツ

外野で確実に捕球するためには練習で数多くフライ・ライナー・ゴロを捕球する必要がありますが、上達するためにはいかに早く落下点に入るかがカギです。

守備範囲が広がればヒット性の打球もアウトに出来ます。

打球を捕球するためのノウハウや落下点に早く入るコツをご紹介しますので、参考にして取り組んでみてください。

外野手とは

外野手はレフト・センター・ライトがあり3人で守ります。

外野手はバッターが打った打球がどこに落ちるかを瞬時に判断して、前後左右に移動して捕球します。

特に注意をしなければいけないのが、自分の後方に飛んだ打球を前方に落ちると誤判断することです。

その場合、長打になり点数を与える可能性があります。

全ての塁にランナーがいる場合、落球したり打球を後ろにそらしたりすると大量失点に成りますので、確実に捕球する必要があります。

外野手はフライ捕球に慣れることが重要になります。

フライ捕球に慣れる

フライ捕球に慣れるには先にボールに慣れることが必要です。

少しでもボールに恐怖心があれば取り除く必要があります。

右投げの人は、左手にグローブをはめて右手で自分の頭上にボールを投げて捕球します。

最初は頭上30cm位の高さに投げて捕球し、徐々に1m、2mの高さに上げて捕球すると良いでしょう。

捕球を繰り返すとボールの恐怖心がなくなって来ます。

何度も投げて捕球を繰り返すと捕球しにくい所、しやすい所が見つかります。

私の経験上、捕球しやすい場所はグローブをはめている体の左側にです。

逆に補給しにくい場所は、体の後方と右側の捕球が難しいですね。

参考にして頂き一番捕球しやすい所を見つけて見て下さい。

見つかればそこで捕球するように心がければ良いでしょう。

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朝野球とは?

数十年前の事になりますが朝野球をしていた時のことです。

当時の朝野球は市営球場や高校のグランドを使用して、5月〜10月まで週に1回位のペースで年間20回くらい試合をやっていました。

朝野球に参加するチームは、企業の野球チームや野球が好きな人同士が集まりクラブチームを作り、朝野球を企画している所に登録をして、朝に試合をします。

朝5:30頃にグランドに集まり準備運動を行い、6:00にプレイボール、7:00頃にゲームセットになっていました。

その後、7:00頃〜7:20までグランド整備をして7:30には、撤収しなければならないルールでした。

朝野球のルールは?

私は会社のチームに所属していて野球経験者半数、未経験者半数でしたが、ピッチャーが野球経験者のおかげで、朝野球の勝率は約7割の比較的強いチームでした。

守備の場所をきめる基準として、ボールが飛んでくるポジションには野球経験者、比較的ボールが飛んでこないポジションには未経験者に守って頂いていました。

どうしても未経験者の人はボールを怖がってしまうので、練習でボールに慣れてから色々なポジションに守ってもらうことにしていました。

 野球未経験者の守備のポジションは、比較的ボールが飛んでこないファースト・セカンド・ライトになります。

理由としては右バッターが多く、比較的センターからレフト方向に打つ人が多いが、右側のファースト・セカンド・ライト側に打つ人は少ない為です。

 朝野球の勝敗ルールがあって、6:00〜7:00の1時間又は、5回裏終了時点で得点が多いチームが勝ちになります。

フライでエラー?

 ある日、朝野球で今でも忘れられないフライ落球のプレイがありました。

5回裏 3対0で勝っていて最終回の守備についていました。1アウト満塁の大ピンチ、守りきれば勝ちですが長打がでれば同点になってしまう状況です。

2ボール、2ストライクの平行カウントで、三振を取りに行ったストレートボールを打たれ、打球はセカンドとライトの中間のフライになりました。

ライトが前進して落下点に入ろうとした所、前進しすぎて万歳状態でジャンプしたらグローブの先にあたってしまい、ボールは大きくファールラインまで転がってしまいました。

グローブの先に当てた所から後方に20m位転がった事もあり、ランナー一掃のホームインで同点に成ってしまいました。

打ったバッターは3塁へ進み一打逆転の状況でしたが、そのあとのバッター2人を三振で打ち取り同点で試合を終える事ができました。

私の所属していたチームは16名の部員がいましたが、帰宅が遅くて起きられない人もいて参加出来る人は大体決まっていて9〜10人のギリギリでした。

この状況で、急遽ライトを守ってもらった人に、申し訳ない事をしたという気持ちになったのを覚えています。

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野球経験がなくても

その人は野球経験がなく、いつもファーストを守ってもらい今回、外野を守るのは初めてでした。

その後チーム練習にも参加してもらい、会社の野球グランドで毎日昼休み時間30分と、毎週水曜日に仕事就業後1時間くらい、バッティング練習・外野ノック・内野ノックの練習を1年間位していただきました。

いつも守っているファーストと外野の2ヶ所を練習してもらい、めざましく上達しました。

今では外野で難しいスライディングキャッチもできる位まで成長しました。

以前からファーストでボールを捕球することは問題なく出来ていたので、外野で早く落下点に入ることも出来るようになってからは、野球経験者と大差なくプレーする事が出来るようになりました。

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外野守備のフライの打球判断は?

落下点にいち早く入ることで、捕球ができればヒット性の打球もアウトに出来ますよね。

落下点を知るための判断要素は、大きく3つあります。風の強さと方向性・打球音・打球が上がる角度です。

  • さと方向性
    • 打球に影するか?
    • ムベスから外野側方向に吹いている風か?(打球が伸びる
    • 外野からホムベ側方向に吹いている風か?(打球が伸びない

風が強い場合、打球に影響するか判断が必要になります。風がホームベースから外野に吹いている場合、打球が風にのって予想以上に飛ぶ場合があります。

それとは逆に外野からホームベース側に吹いている風は、外野に飛んできたボールが内野に戻される場合があります。

  • 打球音 
    • 打球音が高いか?(ボルがバットの芯にあたっている打球が伸びる打球)
    • 打球音が低いか?(ボルがバットの芯に当たっていない打球が伸びない打球)

打球音の違いで大きく飛距離の違いが出ます。

打球音が高いとバットの芯に当たっている為、鋭い打球に成ります。

しかし、打球音が低いとバットがボールに薄く当たっている為、打球の勢いはありません。

  • 打球の上がる角度
    • 打球が高く上がっているか?(内野フライか内野と外野の中のフライ)
    • 打球が放物にあがっているか?(外野定位置か後方のフライ)

打球が上がる角度によって、ホームラン性の打球なのか内野フライなのか判断が出来ます。

打球が高く上がっている場合、ピッチャーのボールが早くバッターの打ち損じで外野よりも内野に飛ぶ可能性が高くなります。

外野として注意しなければ行けないのが、打球が放物線のように上がっているときです。

打球が外野定位置か後方に飛んでくる可能性が高くなります。

落下点に早く入る為の要素として、3つあると説明しました。

風の強さと方向性・打球音・打球の上がる角度ですが、この3つの要素を総合的に判断して早く落下点に入ることが出来れば、ヒット性の打球もアウトにすることが出来ます。

ゴロ捕球のコツ

バックホームやサードにボールを投げる場合は素早く捕球して、正確に送球することが求められます。

どうしたら素早く捕球し、正確に送球するためのコツを説明します。

右投げの人の場合、ゴロを捕球する時ボールに対して正面に向くのではなく半身の状態で捕球することがコツです。

半身の状態ですが上半身は左側を向き、足は右足が前になっている状態で、グローブは、肩からダランと落とした所が一番良い捕球の位置になります。

ボールを待つのではなく100%の勢いでボールに向かって走っていき、捕球する5m位前からバウンドを合わせる為に70%に落として、送球はコントロール重視の80%のちからが良いでしょう。

捕球する5m位前からバウンドを合わせる為に70%に落とさないと、ボールのイレギュラーに対応ができなくなりエラーする可能性があります。

また、100%の力で送球するととんでもない所に投げてしまう可能性があります。

ホームベースやサードベースに投げる時は、コントロール重視でなければ点数を与えてしまいますので注意して取り組んでください。

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外野守備のライナーの打球判断は?

外野で捕球が一番むずかしいのがライナーです。

バッターが芯で打った打球は、ドライブがかかり大きく曲ったり、ポップ(浮く)、落ちたりすることがあります。

ドライブがかからないで飛んでくる場合は、捕球できる位置の予測がつきますが、ドライブがかかっていると予測がつきません。

ライナーの場合は瞬時に動くことはせず、少し間をおいて打球の動きを見たほうが良いでしょう。

打球が低いライナーはホップする可能性があると想定すると良いでしょう。

打球がホップする可能性がありますので、急な変化に対応するためにグローブを縦や横にして準備しておくと良いでしょう。

また、身長(2m前後)くらいの高さのライナーは、ストンと落ちる可能性があると思った方が良いでしょう。

打球がダウンする可能性がありますので、急な変化に対応するためにグローブを縦や横にして準備しておくと良いでしょう。

ピッチャーが投げたボールをバットで打った瞬間にボールが変形して、強烈なスピンなどがかかりボールが曲ったり、ホップしたり、落ちると言われています。

打った瞬間に打球の変化がわかれば良いのですが、残念ながらわからない為、一番捕球が難しいのです。

ライナー捕球時はグローブを縦か横

ライナーを捕球する時は、ゴロを捕球するようにグローブを下に向けたりせず、縦や横にすると良いでしょう。

グローブを縦にすることでヒジが下になり急な打球の変化でもグローブを上下に動かすことが可能になります。

又、グローブを横にするとヒジが上がり急な打球の変化でもグローブを左右に動かすことが可能になります。

グローブを下に向けなければ、縦でも横でもどちらでも良いでしょう。

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外野守備のフライの打球判断は?

外野を守っていると、フライを捕球する場合が多いと思います。

このフライの捕球は簡単のように思われがちですが、実は『やってはいけないこと』があります。

それはボールが落下する前から頭の上などにグローブを構えたりすることです。

グローブを構えることで落下してくるボールを隠してしまうことがあります。

ボールを隠すことで、一度視界から外れてしまうので風によるボールの変化を見逃す場合があります。

ボールが落ちてきてからグローブを出したほうが、打球の状況がよく見えます。

右投げの人の場合、捕球するコツは顔の左おでこ付近で片手捕球です。

グローブや右手・右腕でボールを隠すこともないため、確実に捕球が出来ます。

フライは片手捕球がオススメ

ボールを捕球する時は両手を使うようにと指導された人がほとんどではないでしょうか?

グラブをはめている左手で捕球して右手をそえる。

アメリカから日本に野球が入って来た時、左手で捕球したらボールが落ちるような形状になっていました。

落ちないために右手でフタをする必要があったのです。

今のグローブは、改良され片手でも十分に捕球出来るようになっているので、フライやライナーは積極的に片手捕球をオススメします。

外野守備が上手くなる方法を紹介!

私が以前試合で外野を守っていた時のことです。

私が一番捕球しにくい所は後方と右側のフライなのですが、台風の影響で風が強く落下点を予測していたところよりも5m位後ろに流され落ちてきました。

慌てて体を半身状態にしてバックして捕球した事がありました。

特に風が強い時は、早めに落下点にはいり前後左右に動けるように余裕を持ったほうが良いでしょう。

 私は右投げですので左手にグローブをはめています。

体の右側にボールが落ちてくると、捕球する時に左腕やグローブが顔の前を通ります。

そうすると落下してくるボールが一度視界から外れてしまいますので、注意が必要です。

体の左側で捕球するのがベスト! 

私の捕球しやすい場所は、体の左側に落ちてくるボールです。

右手や右腕で視界を邪魔することもないため、体の左側で捕球することをオススメします。

早めに落下点に入り捕球の準備が出来たら、ボールが落ちてくる所から体を右側に移動して体の左側でフライを捕球するようにしていました。

是非参考にしてみてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、「外野守備のコツやフライやライナーの打球判断は?守備が上手くなる方法まで紹介!」と題してお届けしました。

外野守備で確実に捕球するためには練習で数多くフライ・ライナー・ゴロを捕球する必要がありますが、コツを掴むまでは少し数をこなす必要があります。

打球判断が一番むずかしいのはライナーですが、特にドライブがかかっているライナーは、曲ったり・ホップしたり・落ちたりする場合がありますのでグローブは縦か横に使うと良いでしょう。

フライ捕球はボールが落ちてくる前からグローブで構えたりするとボールを隠してしまう可能性があります。

フライを捕球する時はボールが見えやすい顔の左おでこ付近で片手捕球をすると良いでしょう。

守備が上手くなる方法まで紹介しましたが、外野手の醍醐味はヒット性の打球を捕球してランナーをアウトにすることです。

いかに速く落下点に入るコツをご説明致しました。

守備範囲の広い外野手を目指して取り組んで見て下さいね。

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